「15時17分、パリ行き」本人起用の意欲作ノンフィクション
2018年公開/アメリカ/94min
監督:クリント・イーストウッド
脚本:ドロシー・ブリスカル
アンソニー・サドラー アレク・スカラトス スペンサー・ストーン
あらすじ
2015年8月21日、アムステルダム発パリ行きの高速列車タリスが発車した。フランス国境内へ入ったのち、突如イスラム過激派の男が自動小銃を発砲。乗務員は乗務員室に逃げ込み、500名以上の乗客全員が恐怖に怯える中、幼馴染の3人の若者が犯人に立ち向かった――。
引用:Filmarks
俳優は引退したけど監督業はバリバリの イーストウッド。
今作は実際の事件を事件の当事者たちで映画にした意欲作。発想が凄い。
このシーンいるのか。とか間延びしてないか。と思いながら観ていたけど実はそれが後に重要なシーンに繋がったりいたるところに伏線が張られていたことに気づく。ちゃんと脚本が練られている。
とは言っても事件に至るまでの前半のほのぼの旅行記はやっぱり少し退屈な印象。幼少期の話や事件当日のシーンも織り交ぜられてはいるけどまあほのぼのした印象が強い。
最後の犯人を仕留める若者たちの勇姿は単純に実話として勇気ある行動を起こした彼らに感動した。聖書の言葉にも重みを感じる。
もしものことが起きた時に自分も何か人の助けになれる行動を起こせるかと考えたらまず難しい。自分のことで精一杯。でもこの映画で少し勇気をもらえた。日々の行動から考え方を変えていきたいなと。
フランス、アメリカ両国がこの映画を見てどう感じるのか気になるところ。